職場の美人
「職場で孤立している」と美人が悩んでいる。
同僚の友人が突然口を聞いてくれなくなったらしい。
カキ氷にパクつきながら話半分に聞く。
「わたくしのお話退屈かしら?」上品に怒られた。
えへへ〜。バレたか。
別に珍しい話ではない。
生物学的に女は争うようにできている。
優秀な遺伝子 を手に入れようとする本能からだ。
70歳になったって妬みで同僚の飲み物に
睡眠薬を入れ 殺してしまうくらいなのだ。
美人だったら尚更だ。
経験則だが職場で友情など育まなくてよい。
下手に仲良くすると馴合いの同調圧力でやりずらい。
ひとりが嫌で ランチ同僚 が必要なら
すっぴんにジャージ で出勤すればいい。
と心の中で思ったがそれでは 身も蓋もない ので
「女の友情なんてサ◯ミより薄い……」
と言おうとした。 が。
相手が上品な美人だと思い直し、
「愚かな女に嫌われるって気分最高ですね」
と言うに留めておく事にした。