「わたし、クレープがいいなぁ」
皆がケーキと言っているのに水を差す。
白い目が突き刺さる。しまった。間違えた…。
35億。と並び 今年の流行語 になりそうなこの言葉。
要するに「空気を読む」てことだ。
日本人の「空気を読めない人」への嫌悪感は凄い。
「みなまで言うな。わかっておるぞ」
「よきにはからえ」
森友学園問題ですっかり悪代官と商人の悪巧み扱いだ
しかし本来は 人の気持ちを推しはかり
相手に恥をかかせないのが「忖度」で
その上で配慮をするのが 「斟酌」で
日本古来の美学であり いい意味の言葉なのだ。
つまり大抵の人は 「忖度」し
それを踏まえて「斟酌」しながら過ごしている。
しかし 少し危惧している。
国ぐるみで空気ばかり読んでいては
順応はするが思考は停止してしまう。
主導権は他国に奪われっぱなしだ。
籠ちゃん問題 や 築地移転 より
北朝鮮の方が 余程怖いぞ。
「何を次世代の当たり前にしたいか」
それを考えないと時代に取り残される。
どんなコミュニティだってきっとそうだろう。
「あ。あの新しいお店、ケーキ美味しいらしいよ」
ま。でも今日の所は。
急にケーキが食べたくなった事にする。