啓示

revelation

厚かましいが。
褒め言葉は要らない。

ママチャリで通勤したり、ラップを巻いたり
この撮影の為に 少しは頑張ったが
カメラマンの腕によるところが大きいからだ。

ま、被写体としてのポテンシャルはともかく、
ひとつだけ、こっそり気をつけている事 がある。

「一本の線の上を 真っ直ぐに腰から前へ」
お手本ではそうなっているが、
これは 日本のビジネスシーン では向かない。
捻りは出過ぎるが、速度は出ない。

なのでシュチュエーションによって使い分ける。
誰にも気付かれなくて いい。もはや、趣味だ。

ところが。1人だけ指摘した人がいた。

疲れた時に思い出し 背筋を伸ばす。
「いつも凛として颯爽と歩いてますね」
仕事の時のみ採用している歩き方だ。

容姿ではない。
記憶に残る褒め言葉となり、
それだけで、好きになる。男女は関係ない。

結局のところ、心を奪われるのは、
「対する人への真摯な気持ち」なのだろう。

人を褒めるのも、写真を撮るのも。
…何かを作るのも。

この冬 想いの込もった手仕事 が出会う。