嫌いな女 その後の話
Soul mate
夢の様に美しく悪魔の様に厳しい 美の師匠 がいる。
誤魔化しは効かない。
私の大抵を知っている親友でもある。
ところで。先日した
「恋人を寝取られた女」の後日談がある。
とあるパーティーで会わなければならなくなった。
久方ぶりだ。
案の定。何食わぬ顔で寄ってきて 嘘ばかり 吐く。
「この人。今一番好きな人なの。こちら、私の親友」
同じ台詞で 4.5人の男性を紹介された。
皆、満更でもなさそうで白けるが
合わせて 曖昧に挨拶する私も私 だ。
結局は、それぐらいのバイタリティーがある方が
人生は楽しいのかも知れない。
こうしちゃいられない。
そろそろ 師匠 に会いに行こう。
隅々までチェックされ、気に入らないと後日、
効き目抜群の妖しいお助けアイテムが届くのだ。
お嫁に行けなければ彼女の所為にしてやろうと
七割方 本気で思っている。